金曜日の夜に、ひとりで過ごすことは少ない。

昨日はたまたま自分の家に帰ってきていた。


ここにもまた、タイミングの良い人がひとり(笑)

深夜1時に携帯電話の着信音で目が覚める。
あ、、、you。

「もしもし」と電話に出る。

「寝てる声だね…。寝てたよね?」


この前のときとは違う、youの優しい声だった。

きっと。この前は仕事中だったんだね。
なんだか、話し方が仕事モードだったから。


「ねぇ、帰って来ないの?」


言いたいことを、言う。

聞きたいことを、聞く。

本当にストレートで、素直な人。

そんなyouと一緒に過ごした時間は、とても新鮮で。
とても楽しかった。


「彼氏、いるの?」

ストレートすぎる、質問。

嘘は、つけない。

「うん…」


「そっかー、そりゃそうだよねー。」

ものすごく残念に、そして悲しそうなyouが愛しかった。

ごめんね。


youを想う気持ちは、
前と全く変わっていないことに気づいたんだ。

だけど、状況が変わった。

私にはつき合っている人がいて。
その人がとてもとても大切な人だと言うことも、事実。

何が、愛で。
何が、恋で。
何が、情なのか。

私にはわからない。


今の彼とつき合う前だって。

私は今の彼にずっとずっと片想いをしていた。

だけど、youのことも大好きで。
youと過ごす時間がすごく好きだった。

noと会えば、noと過ごす時間も大切だと思い。

hiのことだって、すごく素敵な人だと思ってた。


みんな、好きな人。

みんな好きな人で、みんな大切な人。


お父さんと、お母さんと、お祖母ちゃんと、お姉ちゃんと。

家族の中で、誰が大切とか。
誰が一番好きとか。

そんなことを決められないのと一緒。

みんな大切で、みんな好き。


どうして誰かと一緒にいるために。
別の誰かと縁を切ってしまわなきゃ、いけないの。

そんな勝手なことを思ったりする。

私はきっと何も変わっていない。


もしも私に大切な人がひとりしかいなくて。

そして、その大切な人には、
私以外にも大切な人がいたら悲しいのにね。



「来週、東京に行くよ」

週の半ばに、日帰りで、研修のためにyouは東京にやってくる。

たぶん、会えないけど。


「会いたいんだ」

youの言葉に、心がしびれる。

「お盆に帰るよ。でも会えるかなー??時間合うかな??」

youと約束はできない。

「時間作るよ!会えるように、ちゃんと!」

何度も聞いた言葉。
何度も期待をしてしまった、言葉。

半分信じていて、半分信じていない。


会えないほうがいい。

会いたいけど。

すごく、会いたいけど。


夢心地だった私の口から。
何度も、youのことは変わらず好きだよと言いそうになった。


私はいつだって、こんなふうにして。

途切れそうになった糸を、結びなおしてしまう。


結婚とは、「誓い」をするものなのかもしれない。

自分に対して。
相手に対して。
そして、周りの人に対して。

離れたくない人もいるけど。
つながっていたい人もいるけど。

これから寄り添っていく人はこの人です、と。
ずっと一緒にいて、信頼関係を築いていく人はこの人です、と。


私のような人はきっと過去にもたくさんいたんだろう。

だから、結婚と言う制度ができたのかもしれない。


今の彼女のことは大切だし、別れたくないけど。
結婚するのはできるだけ先延ばしにしたい。

そんな男性の心理が痛いほどよくわかる。


こんな私は、きっと。
ニュージーランドで暮らすしかない(笑)

大切な人はひとりだけ。
その人にだけ、心を許して。
心がほかに振れてしまわないように。


今まで築いてきた私の人間関係は。

とても甘くて。

とても逃れられない。

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