“運命の赤い糸”

2007年4月4日
大好きな街。

私は生まれ育ったこの街が大好きだよ。


この街が退屈だからとか。

この街が窮屈だからとか。

この街に魅力を感じなくなったからとか。


私がこの街をあとにするのは、そんな理由じゃないんだよ。


駅前やオフィス街に今、新しいビルがどんどん建設されている。

私は都心に住んでいるのだけど、
私の住むマンションの近くにも新しいマンションがどんどん建っていく。


きっと。

今度ここに戻ってきたときには。

今私がみているこの景色とは違ってしまうんだね。


だから。

私の大好きな街を。

私は感謝の眼差しで眺めているんだ。



「いつ戻ってくるの?」

「いつまで東京なの?」

「転勤の期間は決まっているの?」

そう聞かれることがあるけど。

私にもわからない。

何も決まってない。


東京には。

心から信頼している人がいる。

心から信頼していて、大好きな人がいる。

出逢ってから、ずっとずっと好きだった人。


いまは。
私がその人の彼女なんだって。

いまでも。
なんだか信じられなくて。

いまだに。
名字にさん付けで彼の名前を呼んでしまったり。


ふわふわと、
やわらかくて、あたたかくて、真っ白な羽に包まれているような。

そんな不思議な感覚のまま。


東京への転勤。

表向きは、仕事。

だけど本当は、違う。


あなたが東京にいるから。


不思議な糸でつながっている私たち。



これはきっと。


“運命の赤い糸”



結ばれていた。

ずっと。


これからも。

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