うとうとと、眠りにつくあの瞬間。

それはとても幸せな瞬間。


大学生の頃。

ひとり暮らしをしていた男の子とつき合っていた。

週に数日は自分の家(そのときは実家)に帰っていたけど。
大半の時間をその人の家で過ごしていた。

狭いベッドで。
毎日手をつないで一緒に寝ていた。

その彼はイビキをかくこともないし、寝相も非常に良くて。
だから一緒に寝ることが、私はすごく好きだった。


眠りにつく瞬間に大好きな人がすぐそばにいて。

眠りから覚めて、まどろみの中にいるときも。
大好きな人が自分の隣にいることに安心して、また眠りにつく。


眠りにつくあの瞬間が、私は大好きで。

だから何度目が覚めても、構わない。
何度もあの幸せな感覚を味わって、眠ることができるから。


その彼と別れたとき。

実家のなぜかとても広く大きな自分のベッドで(笑)
私はひとりで眠れなくなったんだ。

眠りにつくときの瞬間が、幸せじゃなくて。
何度目覚めても、大好きだった彼はそこにはいなくて。
目覚めた瞬間に、現実に引き戻されて、思わず涙がこぼれてた。



うとうとと、眠りにつくあの瞬間。

それを今、離れているけどあなたと共有している。

寝る準備万端で。
あなたと電話で話をして。

「おやすみ」と「ありがとう」をお互いに何度も繰り返して。

電話を切ったあとも、いつも必ずメールが届く。

夜の1時をまわっていることが日常になってしまっていて。
すごく眠い中で、あなたにメールを送る。

送信のボタンを押した瞬間に、眠りに落ちていく。

幸せな瞬間。


毎日、幸せな気持ちで心が満タンになって。

そんな状態で、眠りに落ちていく。

それをすごく幸せなことだと、改めて感じていたんだ。


毎日、ありがとう。

毎日、たくさんの幸せを、ありがとう。

心から、そう思っています。

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