「言葉」

2006年2月17日
ねぇ。

口にする言葉に、
どのくらい真実が含まれているの?

心とは裏腹な言葉を、
どのくらい口にしているの?

言葉にならない想いを、
どのくらい飲み込んでしまっているの?


私にはきっと、そんな「言葉」がたくさんあるよ。


私はあなたの発した言葉を、信じられる。

あなたの心と、あなたが発する言葉が。
とても近いものだと、私は信じることができたんだ。

そして、安心感が生まれた。


「チョコレート、もらってないんだけど」

バレンタインデーの翌日、youから連絡があった。

今週は仕事が落ち着いていて
早く帰れそうだからご飯を食べに行かないか、とのお誘い。

私は友達のお母さんが亡くなり、
その日お通夜に行く予定をしていたから
結局youとは会わなかった。


友達のお母さん。

彼は今は友達。

昔は恋人だった人。


私は何て言葉をかければよかったのだろう?

私の口からはただ彼の名前しか、出てこなかった。

ただ彼の名前を呼び、
彼の瞳の中をじっと見つめることしかできなかった。


彼には長くつき合っている彼女がいて。

その彼女もそこには、いた。

初めて彼女をみたけど、すぐにわかった。


きっと私が彼にしてあげられることは、何もない。

恋愛感情はもうないけれど、
ただとても大切な人だと言うことに変わりはなくて。

だけど彼を支えられるのは、
きっとそこにいた彼女なんだろう。


私は彼のお母さんにお祈りをした。

彼が彼の望む人生を歩んでいけるように、
お母さんが導いてあげてください。

私は彼と出会えたことに、感謝しています。

ありがとうございます。

安らかに、御眠りください。


私は家に戻ってから、泣いた。

悲しくて泣くのは、いつ以来だろう?


ひとりでいることが苦しくて。寂しくて。

彼のことを思うと、私はどうにもやりきれない気持ちになった。


ご飯を食べに行こうと誘ってくれたyouに電話をした。

でもyouは電話には出なかった。

youが電話にでたら、
私はyouの家に行こうと思ってた。

一緒にいたいって言おうと思ってた。


翌日。
youから電話があった。

留守電にメッセージ。

「昨日は電話にでれなくてごめんなさい。
 お客さんと食事に行っていました。また連絡します。」

留守電を聞いて折り返し連絡をすると、
今度はyouの電話が留守電になっている。

昨日会いたくて連絡をした、とメールをしておいた。


夜、再び連絡をくれて。

そしてyouと会うことになった。


食事をしながら、私たちはいろんな話をしていた。


そして私は感じたんだ。

youが話す言葉は、
ひとつも嘘がなくて
何も飾りがなくて
心で思ったことがそのまま言葉になっている。


もしかすると、
私はyouとつき合うかも知れない。

youが私を幸せにするんじゃない。

私がyouと一緒にいて幸せなら、
私たちはきっとずっと一緒にいられるだろう。


youの言葉には嘘がない。

見栄も誇張もない。


私はyouの言葉が信じられるよ。


だから、youと一緒にいたい。


予想外の展開。

きっと、近く新しく道が拓ける。

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