お昼にyouから電話。

気がつかなくて。

二回不在着信があった。


気がつかなくて良かった、と思った。

気づいていたら、
きっと電話に出てしまうから。


夕方、youから三度目の電話。

今度はすぐ目の前に携帯があったから、
出ずにはいられなかった。

今youはお盆休み中で、
(とは言っても、出勤して仕事をしているんだけどね)
私の仕事が終わったらご飯を食べに行こうと誘われる。

21時から友達と遊ぶことになってるから
それまで会おう、と。


youと話しながら、私は自分の中で葛藤をしていた。

断る理由を思いつかなくて、つい承諾してしまう。


いつもと同じ、youと私。

カップルシートに通され、
ちょっと狭い空間にふたりきり。

ご飯を食べながら、
youは時々私にさりげなくちょっかいを出す。

ヒザをくっつけたり、
ソファのシートにもたれながら私の後ろに手を伸ばしたり。

本当にさりげないから、
やめてよって言うタイミングを完全に失うの。

ドキドキさせるのがうまい。

でも、もうだめなの。

私もさりげなくyouの攻撃をかわす。

youの視線にも気づかないふり。


三ヶ月の目標を達成したらインセンティブがもらえるから、
そしたらご馳走するよって。
(いつもご馳走になてるけど…)

いつもいくお店より、
もっと素敵なところに連れて行ってくれるってことなんだよね。

それで、おバカな私はつい、
誕生日が九月だと言ってしまった。

本当にバカ、
どうしてそんなことをyouに言ってしまったんだろう。


誕生日あけておいてよって言われる。

平日だったらその日だけは仕事を早く終わらせるし、
週末だったらまた決めようって。


すごく嬉しいよ。

でもね、もう期待したくない。


友達との約束の時間が近づき、
彼は車で私を家まで送ると言ったけど。

約束に遅れそうだったから、私から断った。

職場から家までそんなに遠い距離じゃない。
毎日徒歩で通ってるし。
時間もまだ早い。

そしたら。
タクシー代出すからタクシーで帰って、と。

もちろん、断った。

ちょっとびっくりした。
youはいつの間に、そこまで男をあげた?!


逃げようとすると、追われる。

振り向けば、興味を失くす。


そんなの、バカみたい。

そんな私に価値なんてない。

逃げることで価値があるように見せてるだけ。

バカみたい、バカみたい、バカみたい。


それが辛くても。

悩みの種でも。


やっぱりyouを失いたくない。

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