めまぐるしく、過ぎていく日々。


先週仕事で東京へ行き、
今気になっているその人に再会。

ただあまり話す機会はなかった。


土曜日。

3つ下の元彼から連絡がある。

自意識過剰だとは思うけど、
きっと彼には私に対してまだ未練があるのだろう。

彼が30歳になるまで、
あと9年私を待つからと言った人。

もしかしたら。
彼が近くにいたら会っているのかも知れない。

でも彼は大阪の人。

私たちには会う理由がない。

そして私はもう彼の元に戻るつもりは、ない。

一度別れた人とやり直す気はいつだってない。
それくらいの覚悟がなきゃ、別れられない。


同じ日に、youと会う。

私が東京へ行っていたのと、
彼の仕事が忙しいこともあり
ずっと会っていなかった。

なんだか、会うのに気が引けた。

東京へ行く前、
youが私にとって一番近い男だった。

だけど。
私は東京で別の人に恋をした。

youに対する気持ちが冷めたわけじゃない。
その気持ちは変わらない。
不思議だけど、そこには自信がある。

ただ。
ずっとほったらかしにされていたことに
私は少し腹を立てていた。

会ってそうそう
「なんか、感じが違う」
「男できたの?」
なんてスルドイことを言われる。

そんなことない、と私は答える。

でも確かに、お互いに居心地の悪さは感じてた。

私も。youも。


時間が元の私たちに戻してくれる。

youは私をなぜか「姫」と呼んだ。

「姫、痩せたでしょ?」
「初めて会ったときみたいにドキドキする」
「まじで、キレイなお姉さんだね」
「なんか生き生きして見えるよ」

夜中に会ったから、
化粧とか結構とれてた気がするんだけど…。
しかも寝不足で疲れた顔してなかった?

youは自分でも言うけど、お世辞は言わない。
自分にも他人にもものすごく、正直なんだ。


花見をして、見晴らしの良い公園へ行った帰り道、
「姫はいつまで仕事続けるの?」
と聞かれた。

なんとなく、なぜ彼がそんなことを言い出したのか
私にはわかってた。

でもその答えは意外なところにあって。

私の東京行きの次は、youの転勤。

通うには少し遠くて、
だからその地で彼はひとり暮らしをすることになるらしい。

彼が私に言いたかったのは、
仕事辞めて、一緒に来てってことらしい。

私が仕事をしなくてもいいくらい自分が稼ぐから、と。
実際、今年の4月で2年目の新人なのに
彼の収入は私の収入を超えていて。
たぶん同じ年で別の会社に就職した人たちの
倍くらいの給料をもらっているだろう。

その分、彼は人の数倍忙しい生活をしている。

もちろん、私がそんな話にすぐに乗るはずもない。

仕事も今のところしばらくは辞めるつもりもない。

「カギ渡すから、いつでも来て」
…なんだか少し嬉しいんだけど。。


その日、私は初めてyouと真剣な話をした。

私が今以上にyouを好きにならないようにしていること。

「彼女」だったら、ほったらかしにされることは
絶対に我慢できないと思っていること。


そして、youも。

こんな状態でゴメンって。

「つき合って」って言いたいけど、
今の状態じゃとても幸せにできないから
言えないでいる、と。

だけどこんな状態のままだったら、
姫は誰かにさらわれてしまいそうだと。
それは絶対に嫌だと。


胸が苦しかった。

youを待てないかもしれない不安。

「ごめんね」
と言いたいのに、どうしても言えなかった。

この先、youを傷つけるかもしれない不安。

誰にも選ばれてない、私。
誰も選べない、私。


「姫といると、落ち着くんだ」

「やっぱり姫の事が好き」

そんな風に私を想ってくれる彼を。
何も知らない彼を、私は傷つけるのだろうか。

だから、「ごめん」。

将来。
その言葉を私は言わなくてはいけないのかな。


わかっていることは。

今は何かを選べる状況でも、
選べる立場でもないと言うこと。

今は、今をしっかりと生きるだけ。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索