私の存在に意味を持たせてくれたのは、周りのみんなだった。

魔法がかかった観葉植物と
『出したらしまえない人へ』と言う本と
手品の道具を戴いた。

今担当している業務の最後の日。

私は別の仕事をするために、今の業務を離れることになった。


初めて、
今の会社に就職してよかったと思った。

出会いに、
心から感謝をした。


年齢も性別もばらばらな人が集まった、職場。

私は本当にみんなのことが大好きだった。


ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。

たくさん助けられた。

だからこそ業務は成功したし、
これからも続いていくことになった。


私はみんなのことが大好きだった。

そして。
みんなもみんなが大好きだった。


管理者らしいことは何もしていない。

私なんてただ存在していただけ。

私の存在に意味を持たせてくれたのは、周りのみんなだった。


仕事とは、そう言うものなのかも知れない。

仕事とは役割なんだろう。


東京から戻ったら、
必ずまた皆で会おうと約束をした。

別の仕事に就く人がいる。

何かほかのことをはじめる人もいる。

そこに残る人もいる。

今度会うときは、
職場の人としてではなく。
大切な仲間として会えるだろう。


ありがとう。