どうして生きてるのと、涙を流していた。
2004年11月7日高校時代の友達とランチ。
後輩の話をする。
彼女は驚いていた。
今まで人を好きになるキッカケが
外見以外だったことなかったでしょ、と。
無関心だった人なのに、
仲良くなることで好きになれたことなんてなかったでしょ、と。
だから。
「今の気持ちを忘れないでほしい」
「今の気持ちを大切にしてほしい」
そう言われた。
なんだか、友達のありがたさが身にしみた。
そして年月の積み重ねによって彼女の言葉は真実味をより一層帯びていた。
だって彼女は高校生の頃からずっと私の恋愛を知っているから。
浮いたり。沈んだり。
彼女は高校生の頃からずっと私を知っている。
そんな彼女の言葉はとても奥深いものだった。
私は彼女と話して、彼の気持ちがわかった気がする。
彼の私に対する思いは本物だったと信じられる。
もう何も怖いことはないし、くよくよと悩む必要もない。
ただ今はそういう時じゃない、ってただそれだけ。
期待をするから、苦しい。
それだけのことを理解したら、
私の心は嘘のように軽くなって元気を取り戻した。
そしてその夜、彼に電話をしてみた。
今まで私が自分から特に用もないのに
誰かに電話をすることなんてなかったけど。
つき合っている彼氏に対してでさえ、
私は用もなく連絡をすることはないくらい。
だけど、彼と話したかった。
どんな結果も怖くないと思ったから。
今まで
先輩と後輩と言う立場とか。
私自身のプライドとか。
そんなものたちに私は邪魔をされて、素直になれなかった。
だけど。
もう怖くなかった。
彼を信じられたから。
自分の気持ちを伝えても大丈夫だと思えたから。
そして、ちゃんと、伝えた。
「好きだよ」と。
「つき合えないよ」
答えを求めていたわけじゃないけど、彼はそう言った。
「僕は、浮気をする奴は人間のクズだと思ってました。
大切な人がいるのに、どうして違う人を好きになれるのか、
全然理解できなかった。」
「例えばもし、今彼女と別れてあなたとつき合ったとしても、
僕は浮気は最低だと言いながら結果的には
自分がそんなことをしてるような男ですよ。
何を言っても、絶対に信じられないでしょ?」
「だから、つき合えないよ。」
「僕にとってはこの1ヵ月間、最高の1ヵ月でした。
正直彼女の存在を忘れていました。
完全にはまっていました。
一生忘れられないような、大恋愛でした。」
「だけど」
「僕の心は本来あるべき場所に、帰ります。」
そんなことを話してくれた。
「ありがとね」
「ごめんね」
と彼は繰り返していた。
電話を切ったあと、泣いた。
どんどん涙が溢れてきた。
眠りたくなかった。
眠ってしまえば、また朝がやってくるから。
朝になったら仕事に行かなきゃいけないから。
作り笑いをいっぱいしなきゃいけないから。
そんなの耐えられないと思った。
自分の弱さを憎んだ。
自分のこと嫌いになった。
自分で自分を大嫌いだと思った。
世の中には。
生きたいと必死に願い、涙を流す人がいるのに。
私は。
どうして生きてるのと、涙を流していた。
後輩の話をする。
彼女は驚いていた。
今まで人を好きになるキッカケが
外見以外だったことなかったでしょ、と。
無関心だった人なのに、
仲良くなることで好きになれたことなんてなかったでしょ、と。
だから。
「今の気持ちを忘れないでほしい」
「今の気持ちを大切にしてほしい」
そう言われた。
なんだか、友達のありがたさが身にしみた。
そして年月の積み重ねによって彼女の言葉は真実味をより一層帯びていた。
だって彼女は高校生の頃からずっと私の恋愛を知っているから。
浮いたり。沈んだり。
彼女は高校生の頃からずっと私を知っている。
そんな彼女の言葉はとても奥深いものだった。
私は彼女と話して、彼の気持ちがわかった気がする。
彼の私に対する思いは本物だったと信じられる。
もう何も怖いことはないし、くよくよと悩む必要もない。
ただ今はそういう時じゃない、ってただそれだけ。
期待をするから、苦しい。
それだけのことを理解したら、
私の心は嘘のように軽くなって元気を取り戻した。
そしてその夜、彼に電話をしてみた。
今まで私が自分から特に用もないのに
誰かに電話をすることなんてなかったけど。
つき合っている彼氏に対してでさえ、
私は用もなく連絡をすることはないくらい。
だけど、彼と話したかった。
どんな結果も怖くないと思ったから。
今まで
先輩と後輩と言う立場とか。
私自身のプライドとか。
そんなものたちに私は邪魔をされて、素直になれなかった。
だけど。
もう怖くなかった。
彼を信じられたから。
自分の気持ちを伝えても大丈夫だと思えたから。
そして、ちゃんと、伝えた。
「好きだよ」と。
「つき合えないよ」
答えを求めていたわけじゃないけど、彼はそう言った。
「僕は、浮気をする奴は人間のクズだと思ってました。
大切な人がいるのに、どうして違う人を好きになれるのか、
全然理解できなかった。」
「例えばもし、今彼女と別れてあなたとつき合ったとしても、
僕は浮気は最低だと言いながら結果的には
自分がそんなことをしてるような男ですよ。
何を言っても、絶対に信じられないでしょ?」
「だから、つき合えないよ。」
「僕にとってはこの1ヵ月間、最高の1ヵ月でした。
正直彼女の存在を忘れていました。
完全にはまっていました。
一生忘れられないような、大恋愛でした。」
「だけど」
「僕の心は本来あるべき場所に、帰ります。」
そんなことを話してくれた。
「ありがとね」
「ごめんね」
と彼は繰り返していた。
電話を切ったあと、泣いた。
どんどん涙が溢れてきた。
眠りたくなかった。
眠ってしまえば、また朝がやってくるから。
朝になったら仕事に行かなきゃいけないから。
作り笑いをいっぱいしなきゃいけないから。
そんなの耐えられないと思った。
自分の弱さを憎んだ。
自分のこと嫌いになった。
自分で自分を大嫌いだと思った。
世の中には。
生きたいと必死に願い、涙を流す人がいるのに。
私は。
どうして生きてるのと、涙を流していた。
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